原文：
先手が▲７六歩と角道を開ける所からスタートする相居飛車戦に、序盤から角を交換して互いに角を持ち合って駒組みをして行く戦型が有ります。 これを角換り（かくがわり）の將棋と言います。
図までの手順：
▲７六歩 ▽８四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲７八金▽８五歩 ▲７七角 ▽３四歩 ▲８八銀▽７七角成 ▲同 銀
後手の▽８四歩に今度は先手が▲２六歩と飛車先を突いて行くと前回の矢倉とは別の展開になり、 この角換りになる事が多いのです。そうです戦型の選択権は例外は有りますが、基本的には先手に有るのです。
角換りの場合はこの手順とは違うルートも有りますし、実際に後手の１０手目 ▽７七角成と角を交換する手では▽４四歩など、 これを避ける手も有るので、先後共に瞭解済みで決定される戦型と言えます。
上の図から以下 ▽４二銀 ▲３八銀 ▽７二銀 と言った進行などが普通の流れですが、他にも変化が有り、 またこの手順でも多彩な戦型に分かれ、少し戦法としては高度で難解な物となります。
譯文：
先手從▲7六步和角道打開的地方開始的相居飛車戰中，有從序盤交換角，互相持角組成的戰型。 這叫換角的將棋。
到圖爲止的手順：
▲７六歩 ▽８四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲７八金▽８五歩 ▲７七角 ▽３四歩 ▲８八銀▽７七角成 ▲同 銀
後手的▽8四步之後，先手在飛車前走▲2六步，和上次的矢倉不同，很多時候會變成這個換角。 這樣的戰型選擇權是有例外的，但基本上都在先手。
換角的情況下，也有與這個步驟不同的路線，實際上，在後手的第10步▽7七角成交換角的時候，可以替換爲▽4四步，這樣可以避免換角，所以可以說是先後手都同意後決定的戰型。
從上圖可以看出以下▽4二銀▲3八銀▽7二銀的進行等是普通的流程，但還有其他變化，另外，在這個步驟中也分爲豐富多彩的戰型，作爲戰法來說，這是高度難以理解的東西。